qc検定2級試験

2016年06月07日

難しくなった2級対策

21回(2016年3月)の2級試験は、過去最低の合格率となりました。
これまでの合格率は     
2011年9月:40.73%  
           ↓      
2012年3月:38.48%  
           ↓      
2012年9月:40.57%    
              ↓     
2013年3月:40.93%  
           ↓      
2013年9月:37.22%    
              ↓     
2014年3月:29.86%  
              ↓     
2014年9月:24.99%  
              ↓     
2015年3月:25.09% 
           ↓     
2015年9月:26.79%  
           ↓     
2016年3月:21.23%    
です。

3月実施の2級試験では、問3の計数値の検定と、問6の実験計画法の2問が難しかったと判断します。その中でも、計数値の検定は正規分布に近似法は利用できないとの内容であったので、難易度が高くなりました。
この二項分布の確率関数の直接計算する問題は、現在市販されているテキストに記載されていなく初見の問題でした。

ただ、以前に投稿しましたが、現場対応力で数問は正解できますが、その本質的な直接計算法の自分の知識も不確かですので、県立の進学校(毎年東大に数名合格している)の高校で、数学を教えている先生に問3の解説を依頼しましたが、よく分らないとの回答が返ってきました。

この試験を受験される人は、ほとんどの方が社会人ですので、まとまった勉強時間が取れない悩みがあるかと思います。
このような環境下での、社会人の勉強は、徹底的に合格にこだわることで、完璧を目指さない、ボーダーラインの得点で合格する意識を強く持つことです。

よって、このような専門家さえも分からない問題を理解しようとするために時間を費やすことはやめるほうが得策だと思う次第です。




山田ジョージ at 06:13|Permalink

2016年04月07日

2016年3月実施の2級試験(21回)第4問も電卓力!?

前回に引き続き、3月20日に実施されました2級試験の手法分野について解説します。今回は第4問の”相関分析と回帰分析”です。

この問題は、基本知識(相関係数、寄与率、回帰直線)を知っていれば5問全問正解できる内容で、ここはミスしてはいけない問題でしたね。

この問題を間違えた方は
2級対策コース

問題文は気温とアイスクリームの売り上げについて、散布図、データが提示されていますが、実際に問題を解く上で関係ない与件です。

設問の最初に相関係数rを求めると、
r=Sxy/√Sx・√Syにデータを代入すると
√xの平方和=√484.5=22.00568...、√yの平方和=√222.92=14.93058... となり
受験生にとって、不安を感じさせるデータであったと思います。この設問は、相関係数を求める式を知っているかどうかを問う内容であるので、すっきりとなるような数値、例えば225のようなデータを提示してほしいものだと思います。
ただ、寄与率から求めていくと、計算はしやすかったと思いますので、直ぐに設問18から解答するのではなく、設問21まで全体を読み通すことが必要だったかと。
寄与率=Sxy^2/Sx・Syを計算し、その値をルートすると相関係数rとなります。




山田ジョージ at 05:41|Permalink

2016年04月06日

2016年3月2級試験(21回)の第2問は頻出項目

前回に引き続き、3月20日に実施されました2級試験の手法分野について解説します。今回は第2問の”正規分布(標準化)”です。
この問題は過去の頻出項目ですので、ここはミスしてはいけない問題でした。ただ、「標準化」と聞いて、QCストリーでの標準化や実践分野で扱う標準しか思い浮かばない方は認識を新たにして勉強することが必要です。

このような方は
2級対策コース

_叱袖格値を外れる不適合品率は
標準化すると
Z=(550-545)/2.5=2←Kp
巻末の正規分布表(機KpからPを求める表のKp=2.0を探すとP=0.0228となります。

下限規格値を外れる不適合品を取り除いた後の、平均値は大きくなり、標準偏差は小さくなります。

I現猜从垢
巻末の正規分布表(供PからKpを求める表のP=0.001を探すとKp=3.090となります。
Z=(550-545)/σ=3.090
σ=1.618

ここは4問出題されましたが、全問正解すべき問題です。ここを間違えると合格に影響する設問でした。




山田ジョージ at 07:20|Permalink

2016年03月15日

2級試験の改定レベル表で点数を稼ぐには!

2級試験の改定レベル表では、下記の11項目が新たに赤字で追加されています。

(2級レベル表は主催者HPで確認してください。)
http://www.jsa.or.jp/wp-content/uploads/level2_20150130.1.pdf

‘鷙猜布(確率計算を含む)
▲櫂▲愁麒布(確率計算を含む)
E計量の分布(確率計算を含む)
ぢ膺瑤遼‖Г斑羶感妨堕衢
ナ貮堙合品率に関する検定と推定
2 つの母不適合品率の違いに関する検定と推定
母不適合品数に関する検定と推定
2 つの母不適合品数の違いに関する検定と推定
分割表による検定
回帰診断《残差の検討》
信頼性データのまとめ方と解析

今回初めての出題となる訳ですので、あんまり難易度が高くなく、出題数は2〜3問程度だと思っております。この観点から出題の可能性が高いと思われる項目を3つを絞りました。
(1)分割表による検定からは”期待度数”の穴埋め問題
(2)大数の法則と中心極限定理からは定義知識を問う内容
(3)ポアソン分布からは簡単な確率計算をさせる問題

いずれにしましても、後1週間をきりましたので、新たな知識を得ようとする勉強は不安を増大させますので、戦略が大事です。

詳しく知りたい方は下記より続きを読む



山田ジョージ at 08:48|Permalink

2016年01月31日

2日間で2級計算問題を克服する!!

一般的に試験の難易度は、「試験範囲」「知識レベル」で決まってきますので、試験の項目が追加された、3月実施の2級試験の難易度は高まる可能性が高いと判断しています。
ただ、合格率は25%前後で推移していくものと思われます。
http://qc-kentei.livedoor.biz/archives/2530847.html

読者の方から
昨年の9月に2級を受験したが、微分・積分はとうの昔に忘れてしまったから、確率分布等の算問題で撃沈し不合格となった。
との相談を受けました。
2級に合格するには、微分・積分の知識は全く必要ありませんので、誤った思い込みは捨て去ることです。

このような計算問題を全く苦手としている方を対象に「QC検定2級1週間前対策セミナー」を企画しました。
悶々と気ばかりあせり、勉強が思うように進まない貴方に最適なサミナーです。

さらに、人数が5人以上まとまれば、貴社での出前セミナーも受付けています。
お問い合わせ(日程、料金等)はこちらから

◆過去にセミナーに参加された方◆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
横浜から参加のF様(男性)より
土曜日は大変お世話になりました。
昨年受けた3級は本を読んだだけで合格できましたが、品質管理とは少しかけ離れた業務を担当しているため2級は参考書などを読んだだけでは理解出来ずに悩んでいた中今回のセミナーに参加した次第です。
参考書などでは得られない生の講義をお聞きすることができまた、知識の整理もできたのではるばる富山へ出向いた甲斐がありました。
良い報告が出来る様残り僅かな期間ですががんばります。
どうもありがとうございました。

R様より
先日はありがとうございました。
セミナーを受けたことにより受講前は手のつけられなかった問題も解けるようになりました。本番まであと少し、ラストスパートしたいと思います。

S様より
お世話になります。
本日のセミナーとってもわかりやすくて、今まで解らなかった所のイメージをつかめたような気がします。
先生は、とっても明るく面白い方で、楽しくセミナーを受けることができました。
あとは、2週間努力ですね。数学が苦手で、自分の頭の悪さにがっかりしています(笑)
先生の言われるように細部に入らないように・・・・
頑張って勉強しますね。
あと2週間、色々質問するかもしれませんが、どうか宜しくお願い致します、m(_ _)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◇参加してほしい人◇
    ・2011年3月20日にQC検定2級を受験しようとする人
    ・手法分野(特に検定、実験計画法)を苦手としている方
    ・これまで2級試験で不合格となった人

◇セミナーでの到達目標◇
   ・2級手法分野で70%得点できるレベル
   ・追加項目の予想される問題対策
                                を目指します。
◇実施日◇
    3月12日、13日(計12時間)
        
◇申込から締切◇
    2月1日〜2月29日

◇詳細 ◇
    QC検定2級1週間前セミナー




山田ジョージ at 09:01|Permalink

2016年01月12日

2級試験の新たな品質管理検定レベル表対応

主催者側より昨年の9月6日に実施される試験から新たな基準で実施すると発表されていましたが、実際には、2級試験では新たな追加項目からは出題されませんでしたね。
日本規格協会から新たな品質管理検定レベル表対応に対応した2級本は発刊されていなかったので、出題ができなかったと思います。
この試験の主催団体は、日本規格協会内にあるQC検定委員会で運営されていますので、その辺の事情からだと思う次第です。

2級レベル表
http://www.jsa.or.jp/wp-content/uploads/level2_20150130.1.pdf

3月の試験では、新たなレベル表で行われるもだと思います。
2級試験のレベル表では、下記の11項目が新たに赤字で追加されています。
‘鷙猜布(確率計算を含む)
▲櫂▲愁麒布(確率計算を含む)
E計量の分布(確率計算を含む)
ぢ膺瑤遼‖Г斑羶感妨堕衢
【計数値データに基づく検定と推定】
ナ貮堙合品率に関する検定と推定
2 つの母不適合品率の違いに関する検定と推定
母不適合品数に関する検定と推定
2 つの母不適合品数の違いに関する検定と推定
分割表による検定
回帰診断《残差の検討》
信頼性データのまとめ方と解析

出題の可能性が高いと思われる´↓きイ裡宜猝椶砲弔い討修瞭睛討髻孱乙蘓郡霆狢弍集」としてまとめました。
下記のとおり申し込まれた方は、無料にて配布します。
続きを読む



山田ジョージ at 09:14|Permalink

2015年10月29日

2015年9月実施の2級試験を振り返る(1)

今回は、2015年9月実施の2級試験を振り返ります。

問1 サンプリングに関する問題
めずらしく、選択肢は複数回用いてもよいとなっていましたので、注意が必要で
集落サンプリングの設問5,6が難しかったかと思います。
5問中3問正解できれば良しとしましょう。

JIS Z 8101では集落サンプリングとは
「母集団をいくつかの集落に分割し,全集落からいくつかの集落をランダムに選び,選んだ集落に含まれるサンプリング単位をすべて取るサンプリング。集落は部分母集団の一種で,相互に共通部分を持たず,集落を合わせたものが母集団に一致する。目的とする特性に関して,集落間の差が小さくなるように,落内のばらつきは大きくなるように集落を設定する。」
と定義されています。

参考:選択肢に下記の語句がありましたので紹介しておきます。
インクリメント

問2 検定・推定
推定では、下記該当数値を当てはめることができたかどうかがポイントでした。
分散が既知の場合
xbar−Z(α/2)*(s/√n)の式に正規分布表 P=0.025→1.96
ただ、P=0.025がPからKpを求める表になく、上段のKp表から探さないとならなかったので、ちょっとどうかと思いますね。

分散が未知の場合
xbar−t(φ、α)*(√V/√n)の式にt表(15、0.05)→2.131
t表は両側確率が表示されているので、ここも注意が必要でした。

検定では、片側検定なのでt表(15、0.10)→1.753の値と検定統計量値と判定したかどうかがポイントでした。

2級eラーニングの受講者Kさんから合格のメールが届きましたので紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自主学習に限界を感じていたときに、教材のおかげで、
短期間で効率よく勉強できたと思います。
おかげさまで、無事に合格することができました。
ありがとうございました。
初めての挑戦でしたが、自己採点で正答率85%だったので、
自信を持って合格発表を確認できました。

ほんとうにお世話になりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





山田ジョージ at 10:22|Permalink

2015年04月22日

2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(まとめ)

このQC試験は、会社からの要請で、受験する人の中には、合否の結果が、その人の昇進・昇格を左右される立場にいる人もおられます。管理職への必須条件となっていることも耳にします。
標本分散をnで割ったものとする統計学のテキストで勉強してきた人が不利にならないように配慮が必要だと思い主催団体協会に質問しましたところ、
「2級試験問題【問1】(2)につきましては基準解答通りで、試験問題と解答内容に相違はなく、解説はできない。」
との主催団体としての回答でしたので、その判断の根拠となるところを調査しました。

JISZ8101では、
標本分散,不偏分散は、
「各観測値の平均値からの偏差の二乗の和を観測個数から1を引いた数で割ったばらつきの尺度。」
と定義してあります。
また、備考では
・標本分散はVと表記してもよい。
・混乱が生じなければ,標本分散を分散と呼んでもよい。
と記載してあり、この記載内容を基準に判断していると思われます。

ただ、今回は、選択肢の中に、nで割った”エ”とn−1で割った”オ”があるために、混乱を生じていると思いますが。
この2級試験問題【問1】(2)の設問は「データ変換」の問題であって、不偏分散と分散との差異を問う問題ではないと推察します。
何故、正解となる2つの選択肢を設定したのでしょうか?
どちらか一つが選択肢にあれば受験者は迷わない問題でした。

標本分散をn−1で割ったものとする統計学のテキストがあることは承知していますが、そうでないnで割ったものとするテキスト、先に紹介した「初等品質管理テキスト」以外にも存在しており、また標本分散をnで割って解説しているサイトも枚挙にいとまがありません。
ウィキペデア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%95%A3


また、
分散はJISZ8101では
「確率変数Xからその母平均を引いた変数の二乗の期待値」
σ2=V (X)=E[X−E(X)]2
と定義してあります。
これを式で表すと、
σ2=Σ(X−母平均)2乗/n
となります。

今後、受験者に混乱を生じさせないような問題作りを切望するとともに、試験対策では、JISZ8101の用語をベースに勉強した方が良いと思われます。





山田ジョージ at 07:23|Permalink

2015年04月15日

2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(その2)

2級試験問題【問1】(2)の分散を求める正解は2つあるのでは?
http://qc-kentei.livedoor.biz/archives/2514486.html
との問い合わせを行いましたところ、QC検定試験の主催団体の一般財団法人日本科学技術連盟から回答が届きましたので紹介します。

「初等品質管理テキスト」は、一般財団法人日本科学技術連盟とは別法人会社の「株式会社日科技連出版社」からの発行であって、主催団体日本科学技術連盟の発刊したものでないととのことで、今回の試験における2級試験問題【問1】(2)につきましては基準解答通りで、試験問題と解答内容に相違はない。
との主催団体としての回答でした。

一方、「株式会社日科技連出版社」サイトの会社案内では、日科技連グループの紹介として
一般財団法人 日本科学技術連盟が明記されています。
http://www.juse-p.co.jp/

2級試験問題【問1】(2)と同類の「初等品質管理テキスト」p16,17
「度数表からの標準偏差の計算法(試験問題と同様な内容)」では
Σfu=67 Σfu^2乗=655 Σf=100が所与されていたときの分散(標準偏差)の求め方は
分散=平方和(S)/度数(f)=2.440
標準偏差=√2.440=0.494
と記載してあります。

今回の2級試験問題【問1】はデータを変換したときの、平均値、分散を求める内容であって、選択肢の中に、不偏分散値と分散値の両方が存在すること自体が不自然であり、さらに、分散を求めるにもかかわらず、不偏分散値を正解にしていることです。

ちなみに、分散=平方和/データ数と解説しているサイトは枚挙にいとまがないくらい存在します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%95%A3






山田ジョージ at 07:53|Permalink

2015年04月05日

2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について

QC検定試験の主催団体に規格協会と日科技連の2つの団体が登録されています。
試験を実施している団体である日科技連発刊の「初等品質管理テキスト」に記載されていることが、試験では×になったというおかしなことになっております。
この現実を鋭意調査され、主催団体である日科技連は「初等品質管理テキスト」と「基準解答」との整合性を取るべきです。
そして、このテキストを信じ勉強してきた受験生が不利にならないような配慮が必要です。

以下がその詳細です。

3月23日実施のQC検定試験2級の第1問の設問(2)の分散を求める問題の基準解答は選択肢“オ:3.392”が正解と発表されています。
これは、不偏分散=平方和/(度数−1)とすると3.392の計算結果が得られます。
(試験問題のデータの平方和=267.95 度数−1=79を代入すると)

一方、日科技連刊行の「初等品質管理テキスト」のP16、17、
「度数表からの標準偏差の計算法(試験問題と同様な内容)」では
分散=平方和(S)/度数(f)と記載してあります。
(標準偏差=√分散)
これに沿って計算すると、分散=3.349となり選択肢 “エ”が正解となります。

(平方和=267.95 度数=80より)

  





山田ジョージ at 12:40|Permalink