分散の加法性に関する問題の解説です。QC検定2級に出された相関・回帰に関する問題

2008年04月18日

2級問題の実験計画法

第5回の2級出題問題から

実験計画法に関する問題の解説です。

1.因子Aを取り上げ、4水準を設定し、各水準における繰り返し数が
5回の1元配置実験を行なった。
主効果Aの平均平方和=15,誤差の平均平方和=3とすると

分散分析表を作成すると
-----------------------------------------------------------
因子  自由度   平方和  不偏分散   F値
-----------------------------------------------------------
A      3    45     15       5
-----------------------------------------------------------
残差   16    48     3
-----------------------------------------------------------
合計   19   93 
となります。

因子Aの自由度=水準数−1=3
全体の自由度=総実験回数−1=19
残差の自由度=全体の自由度−因子Aの自由度=16

また
F(3,16:0.05)=3.24 より (F表参照)

Fo=5>F(3,16:0.05)となり

因子Aの水準間に差があることが考えられるます。

2.因子Aを取り上げ、3水準で、1元配置実験を行なう。
A1水準は3回、A2水準は4回、A3水準は5回の繰り返し実験を行なう。

因子Aの自由度=2
誤差の自由度=9
全体の自由度=11

となります。

ここでは、繰り返し数は自由度に影響しないということです。

実験計画法の問題は、分散分析表を作ることがポイントです。

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山田ジョージ at 05:31│Comments(0)TrackBack(0) QC検定2級 | 分散分析

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