2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(まとめ)

2015年04月15日

2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(その2)

2級試験問題【問1】(2)の分散を求める正解は2つあるのでは?
http://qc-kentei.livedoor.biz/archives/2514486.html
との問い合わせを行いましたところ、QC検定試験の主催団体の一般財団法人日本科学技術連盟から回答が届きましたので紹介します。

「初等品質管理テキスト」は、一般財団法人日本科学技術連盟とは別法人会社の「株式会社日科技連出版社」からの発行であって、主催団体日本科学技術連盟の発刊したものでないととのことで、今回の試験における2級試験問題【問1】(2)につきましては基準解答通りで、試験問題と解答内容に相違はない。
との主催団体としての回答でした。

一方、「株式会社日科技連出版社」サイトの会社案内では、日科技連グループの紹介として
一般財団法人 日本科学技術連盟が明記されています。
http://www.juse-p.co.jp/

2級試験問題【問1】(2)と同類の「初等品質管理テキスト」p16,17
「度数表からの標準偏差の計算法(試験問題と同様な内容)」では
Σfu=67 Σfu^2乗=655 Σf=100が所与されていたときの分散(標準偏差)の求め方は
分散=平方和(S)/度数(f)=2.440
標準偏差=√2.440=0.494
と記載してあります。

今回の2級試験問題【問1】はデータを変換したときの、平均値、分散を求める内容であって、選択肢の中に、不偏分散値と分散値の両方が存在すること自体が不自然であり、さらに、分散を求めるにもかかわらず、不偏分散値を正解にしていることです。

ちなみに、分散=平方和/データ数と解説しているサイトは枚挙にいとまがないくらい存在します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%95%A3






山田ジョージ at 07:53│
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