3月23日のQC検定試験を終えて2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(その2)

2015年04月05日

2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について

QC検定試験の主催団体に規格協会と日科技連の2つの団体が登録されています。
試験を実施している団体である日科技連発刊の「初等品質管理テキスト」に記載されていることが、試験では×になったというおかしなことになっております。
この現実を鋭意調査され、主催団体である日科技連は「初等品質管理テキスト」と「基準解答」との整合性を取るべきです。
そして、このテキストを信じ勉強してきた受験生が不利にならないような配慮が必要です。

以下がその詳細です。

3月23日実施のQC検定試験2級の第1問の設問(2)の分散を求める問題の基準解答は選択肢“オ:3.392”が正解と発表されています。
これは、不偏分散=平方和/(度数−1)とすると3.392の計算結果が得られます。
(試験問題のデータの平方和=267.95 度数−1=79を代入すると)

一方、日科技連刊行の「初等品質管理テキスト」のP16、17、
「度数表からの標準偏差の計算法(試験問題と同様な内容)」では
分散=平方和(S)/度数(f)と記載してあります。
(標準偏差=√分散)
これに沿って計算すると、分散=3.349となり選択肢 “エ”が正解となります。

(平方和=267.95 度数=80より)

  





山田ジョージ at 12:40│ QC検定2級 
3月23日のQC検定試験を終えて2級試験問題の第1問の設問(2)の基準解答について(その2)