2011年04月25日

独学でQC検定3級を勉強した方で→2級を受験される方へ(その2)

前回に引き続いて、独学で3級を勉強してきた人へのアドバイスです。
*独学の定義は前の記事を確認ください。
http://qc-kentei.livedoor.biz/archives/2127093.html

前回記事に書きました内容
具体的には、t検定統計量を求める算出式は、t=(xbarーμ)/√(V/n)ですが、この式で戸惑われます。この式では不偏分散と分散とはっきり分けて考えないと正しい答えが出てこないケースがあります。多くの方は分散=不偏分散と理解されているので、これまで勉強してきたことが生かされず、違和感をもたれます。

について、読者の方より、例題を上げて説明してほしいとの要望もありましたので下記に記述します。

◇例題◇
ある工程で、母平均が3.2%の正規分布に従うことがわかっている。
工程を改善してから5回の検査でサンプルの平均が2.8%、標準偏差0.3%であった。
改善の効果はあったとしてよいか?

◆独学で勉強してきた人の間違いやすい解答例◆
t0=(Xbar-μ)/√(V/n) なので、不偏分散V=σ^2=0.3^2とされます。
n=5 Xbar=2.8 μ=3.2 を代入して計算されます。

不偏分散V=σ^2=0.3^2 のここが間違いです。
何故なら
不偏分散=S(平方和)/(n−1) 分散=S/n となるからです。

3級試験対策を独学で勉強された方は、
不偏分散=分散と理解されているために、多くの方がここで壁に当たります。
これまで勉強してきたことが、否定されるからです。

正しい解答は
√ 内のV/n=S/(n−1)*n=S/n*(n−1)=分散/(n−1)
となり

t=ー2.67となります。

9月に3級試験を目指し、最終的に2級を合格している方は、最初から基本知識をしっかりと身に付けることが大事です。

2級eラーニングです。






山田ジョージ at 07:07│ QC検定2級 | 効率的勉強方法